『シェフの片腕』の食にこだわる生活

今年の八十八夜は、明日（５月２日）です。





今年は、雨ばかりでちっとも晴れ間がみえず、
気温も低くてお茶にとっては最悪の天候だったようです。

「静岡ってやっぱりお茶処なんだなあ」
と思うようなお茶に関する新聞記事が
頻繁に登場しますが、
今年はお茶が霜でやられてしまい
ダメになってしまったものも多いようです。


今日は、八十八夜にちなんでお茶の話題をひとつ。

特にお茶の機能性については、
「茶カテキン類の機能性と健康」といった、
まさに「グルメとダイエット（食養生）」にも通じるものでもあります。

お茶が虫歯抑制に効果があったり、口臭抑制作用があったりといったことから、
お茶カテキンを使用した様々な商品が販売されていますし、
川根町の人たちには風邪を引く人や癌になる人が少ないのは
お茶をよく飲むのが理由だと言われています。

血糖値の上昇を抑制する作用や
整腸作用があるために
便通が良くなるなどといった効果も
実証されているそうです。

お茶を長期間飲んでいると、
BMIが高めの男性は内臓脂肪が減少する傾向にあり、
女性の場合は皮下脂肪が減少する傾向があるという
実験結果があるのには驚きました。
お茶を飲んでから運動をすると
脂肪をエネルギーとして燃焼しやすくなるらしいです！！
（GW中の運動には欠かせない情報ですよ）

ポリフェノール類（カテキン類）のなかでも、
こういった機能性が期待できるのは
ECｇやEGCｇといった有効成分が
お茶に最も含まれているとのこと。

【余談の余談ですが・・・】
中国の神話に登場する
中医薬学の始祖である「神農」は、
百草（多数の薬草）を食べては毒にあたり、
１日に７０種類もの毒にあたったことがある
といわれていますが、

強い毒にあたって死に掛けた神農が
臓器を綺麗に洗い流すために口にした
という柔らかな葉っぱが「査（さ）」であり、
後に「茶」と改名されたのだそうです。

栄西も、嗜好品としてより薬の一種として日本にお茶を伝え、
その後日本独特の茶文化に発展したのですから、
昔の人は凄いとしか言いようがないですね。


今は、静岡には「お茶割り」という素敵なお酒の飲み方もありますし、
健康的にグルメを満喫するには最高の土地なのかも知れませんね！！
（フフフ・・・。これを理由にして「酒が飲めるぞ～」