2009年10月24日
日本の山葵発祥の地 有東木
午後から静岡市の安倍川上流に行ってきました。
ワサビ生産発祥の地、静岡市葵区有東木(うとうぎ)です。
現在、ワサビといえば全国的に伊豆が有名ですが、実は有東木沢の源流に自生していたワサビを集落内の湧水地に植えたところ繁殖したのが栽培の始まりで、有東木に椎茸栽培の指導に来た天城の住人・板垣勘四郎によって山葵苗が持ち出され、伊豆に伝えられたという歴史があるそうです。
1607年に大御所として駿府城に入城した徳川家康に献上したところ、「天下の逸品」として門外不出のご法度品とされたのだそうです。徳川家の家紋が三つ葉葵だったことから、同じアオイ科の山葵は大切に扱われたんですね。
山葵は、水が変わると全然違う育ちになるそうで、有東木のものは伊豆のものよりも辛味が強いのだそうです。鮫皮ですりおろした山葵は爽やかな香りとほのかな甘さがあり、最後にシャープな辛味が追いかけてきます。
山葵には様々な有効成分があるそうです。面白そうなので調べてみたいと思います。
Posted by シェフの片腕 at 16:00│Comments(0)
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